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図書館戦争 BOX (劇場版映画公開記念パッケージ) 図書館戦争 革命のつばさ 特別版 初回限定生産版 発売日:6月8日・1月25日 愛を胸に本を守る。 6月16日、 劇場版映画「図書館戦争 革命のつばさ」公開を記念し、 BD-BOXリニューアル発売! 新たに描き下ろしたイラストによるリニューアルパッケージ仕様! ここを編集 2012年6月公開。図書館戦争の劇場版。 http //www.toshokan-sensou.com/ 監督 浜名孝行 原作・脚本監修 有川浩 脚本 古怒田健志 絵コンテ 浜名孝行 キャラクター原案 徒花スクモ キャラクターデザイン 中村悟 サブキャラクターデザイン 齋藤卓也 作画監督 齋藤卓也、西村郁、石井明治、片桐貴悠、後藤隆幸 コスチュームデザイン 西村郁、洪昌煕 デザインワークス 常木志伸 美術監督 池田繁美 美術設定・プロップ 荒川直樹 美術ボード 丸山由紀子 色彩設計 片山由美子 色彩設計補佐 菅原美佳 仕上チーフ 広瀬いづみ 特殊効果 村上正博、村上寿美江、齋藤瑛 撮影監督 田中宏侍 撮影管理 高木宏紀 3D監督 須貝真也 CGプロデューサー 小石川淳 2Dワークス 山崎真紀子 2Dデザイン 南條楊輔 モニターグラフィックス 上村秀勝 編集 植松淳一、村上義典 アフレコ演出 平光琢也 音響効果 笠松広司 録音調整 高木創 録音アシスタント 水谷睦 音響制作 小泉紀介 音楽 菅野祐悟 宣伝クリエイティブ・ロゴデザイン 内古閑智之 制作進行・文芸制作 渡邉徹明 アニメーション制作 Production I.G ■関連タイトル 図書館戦争 革命のつばさ 特別版 初回限定生産版 図書館戦争 Blu-ray BOX 劇場版映画公開記念パッケージ 映画 図書館戦争-革命のつばさ-オリジナル・サウンドトラック 劇場版 図書館戦争 革命のつばさ DJCD 帰ってきた!関東図書基地広報課 図書特殊広報隊 実態調査報告 コミック ふる鳥弥生/図書館戦争SPITFIRE! 1 図書館戦争 革命のつばさ 図書隊ステンレスマグカップ 図書館戦争 革命のつばさ 劇場版図書隊Tシャツ ナチュラル 図書館戦争 革命のつばさ 反メディア良化法Tシャツ ホワイト フィギュア・ホビー:図書館戦争 原作小説 有川浩/図書館戦争 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! 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Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
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図書館戦争 ◆TEF4Xfcvis 『―――――12:00に、劇場に大勢の人間が集まります』 無常と呼ばれた男は、そう言った。 それが真実であるのならば、脱出を目的とした者たちが集うのだろう。 しかしバラライカにとってみればそんな事に意味はない。 この状況下で脱出を模索するなど、どうかしている。 殺し合いのゲームを管理している者たちがみすみす抜け穴を見逃す筈があるだろうか? 故に、彼女は集る人間の目的についてはどうでもよく、むしろ必要なのはその人間たちについての情報だ。 レッド、ライダー、レナ、チョッパー、グラハム。 彼等は2手に分かれたらしい。本当であればの話だが。 まあ、分かれていると仮定しよう。だとすれば、最低でも2人は戦闘に慣れた人間であると考えられる。 流石に全員と言うわけではあるまい。そうであるなら分散する必要はないだろう。 各々が自身の身を守る術を持っているのだから大人数で行動しようとも負担は少ない。 効率を選んだか。だがそれならもう少し分散しても問題あるまい。 だからこうして二手に分かれたということは、守らねばならない非戦闘員がいるということ。 ……チョッパーと云う名の人間。 麦わらの言葉ではそいつは医者のようだ。 彼女の素性を隠せば傷を治療してもらうことも可能かもしれないが、もちろんその気はない。 逃がした者が複数いる以上、彼女のスタンスが他人に伝えられない可能性は低い。 名前は知られていないはずだから、おそらく外見の特徴を知らせるのだろう。 目立ちやすい顔の右半分の火傷の跡。夜とは違い日光の下で隠し通すのは難しいはずだ。 どのみち、他人と行動することは今後もないだろう。 彼女はただ、このバトルロワイあると云う戦場で勝ち進んでいくだけなのだ。 バラライカはちらりと支給品の時計に目をやる。 現在午前9時前。劇場に人が集まる時間まで3時間はある。 ただ、12時にその5人が集まるかどうかは怪しいものだ。 どのような状況においてもイレギュラーはよく発生する。このような事態ならなおさらだ。 まあ、集まろうと集まらなくてもいい。 劇場前の道路はこの地図の中心部であり、さまざまな場所に行く分岐点でもある。 普通に道をのこのこ通る者がいるとは考えにくいが、ここらを張っておけば網にかかるのは幾らかいるだろう。 当面は劇場周りで狩るのも選択肢の一つだ。 無常の言葉が虚言であろうと関わりない。なんにせよ彼女は、劇場へと向かうことにした。 市街地を歩く人間が、2人いる。 太陽もすっかり辺りを照らすまでに昇ったというのに、この2人は堂々と道路のど真ん中を歩いている。 いや、堂々と言うのは語弊があるだろうか。本当にその様子なのは一人だけなのだから。 英雄王ギルガメッシュ。もとい、アーチャー。 黄金の鎧という格好もさることながら、当人そのものが異様な存在感を放っている。 これでは昼であろうと夜だろうと人目につきやすいのは確定的だ。なにより、彼自身が隠れて行動するつもりがない。 現在彼の従者をつとめている少年、前原圭一にしてみればそれはたまったものではない。 たとえ、一時アーチャーの従者をしていようとも、圭一がこの殺し合いの参加者であることは揺ぎ無い事実だ。 自身の命をも狙われる可能性があるのは勿論のこと、彼は全く武装を持っていない。 武器を持っているのはアーチャーだが、だからといって圭一を守るとは限らない。 それは圭一自身重々承知していたが、何にせよ、彼はこの状況が嫌だった。 何時何所から奇襲をかけられるかもしれない。それに対して自分は何もできない。 今までだって何か出来ただろうか?確かに、雛見沢においては運命を打開できた。 だがここに来てからは足手まといやお荷物になってやしないだろうか。 結局何も出来ていない。圭一はそんな自分が嫌だった。 それと同じくらい、彼の心を占めていたのは…… 彼は、間違いではないのか、と願うような気持ちでその地図の裏側に目を向ける。 しかし当然の如く、書いてある文字は変わらない。 「そんなにそれが気になるか、圭一」 圭一は答えない。 「大方、其処に書かれている殺害者の名前がお前の知人だとかそんな話だろう? なあに、この状況に放りこまれてその選択肢に至らぬ者がいないわけはない。 ただ単にそれがお前の知り合いだったというだけの話だ。それについて考える必要はない」 「そんなわけあるかよ……」 弱く震えた、それでも意思の籠った圭一の言葉。それを英雄王は真紅の双眸でうっすらと眺める。 その眼に特に含むところは感じられない。 「ほお?何か思うことがあるのか。口利きを許す、召使」 「……あいつらは…俺達は皆であの危機を乗り越えてきたんだ。だけどどんなに自分の身が危険になっても 人の命を奪うことなんてしなかった!ここに書いてあることだって……きっと、きっと何かの間違いだ!」 「仲間への信頼、大変結構なものだ。だがな、そのようなことはなんら問題ではない」 「え……?」 「そこに書いてあることは真実かもしれんし虚偽かもしれん。しかし圭一、この情報がどうであろうが その仲間に出会った時に相手がどのような状況であろうと事実を認めることが出来るのか?」 百聞に一見は如かず、と云う言葉があるように。 情報というものは自分で確認して初めて確信を得られるものだ。それ以外では情報は心を惑わすものにすぎない。 そう、圭一が考えねばならないのは今ここにある不確かな情報ではなく、事実に向き合った時それにどう接するのか。 仲間の死と向き合ったとき。殺人鬼となった仲間に出会ったとき。彼は果たしてそれに向き合うことができるのだろうか? 「…………」 「すぐに答えを出す必要はない。せいぜい悩み続けるがいい。決まった答えなどないのだからな。 ただ、用心はしておけ。くれぐれも心を乱して不意打ちで死ぬなよ? お前には俺の召使という役目があるのだ。代わりはいくらでもいるだろうが探すのが面倒だからな」 相も変わらず傍若な言い分を放つギルガメッシュであったが、圭一はいちいちそれに反論する気はない。 (自分が……どうする?わかってはいるんだ。けど、本当に俺に出来るのか?) もしそうだった場合、自分がしなければならないことはわかってる。 だけどそれが通用するのか?もし何も聞いてくれなかったらその時は――――― ギルガメッシュが足を止めた。 地図上の位置と照らし合わせてみれば、そこは図書館の近く。 というより、図書館と思わしき建物はすでに彼らの目の前にあった。 その門の前に停められている、一台の大型バイク。そこから結論に至るのは難しくない。 「誰か中にいるのか……」 「ふむ、ならば調べてみよう。と、その前にこれを回収せねばな」 「乗れるんですか?」 「後々検分する。この手のは乗ったためしがないのでな」 圭一の質問をどうでもよさそうにあしらい、彼は大型バイク―――ヤマハV-MAXに手をかける。 常人では持ち上げるのも至難の業だが、彼はそれを両手で苦もなく持ち上げた。 と言っても、片輪空中に少し浮かせただけなのだが。 「圭一、バッグにこれを押し込め」 「えぇ!?……入るのかなあ」 一度、消防車をデイパックに入れようとしたとき入らなかったのを思い出す。 そう言いながらも圭一はバイクにデイパックを押しつけると…… とたんにするすると滑り、すんなりと入ってしまった。 質量も殆んど、いや、全く変わっていないのではないだろうか? あのバイクの質量や体積は一体どこにいったのか理解できないまま圭一はそれを担ぎ上げる。 「それにしても不用心だな。鍵付けたまま停めておくなんて」 そこまで思慮が回らなかったのか、判断する術はない。 もっとも、鍵をかけずともデイパックに入れれば済む話なのだが。 ガラス張りの扉を開く。 中は静まり返っていて、人の気配を感じさせない。 エントランスには、図書館に続く開けっ放しの扉と、二階に続く階段がある。 「一階から調べる。ついて来い」 カツコツという金属質の足音と、パタパタという軽い足音が静かな図書館に響く。 響くのはその音だけで、後は彼らの呼吸音と衣擦れしか音を発するものは無い。 確かに、誰もいない。 しかしその様子から、人が其処にいたのだと伺わせるのは充分だった。 閲覧者用のスペースであろう場所には、幾つもの椅子や机が配置されている。 その内の円卓は椅子が一つを残して壁の隅に追いやられている。 .. . . まあ、この程度は常人でも行える異変だろう。 主に彼らの目に入ったのは二つの異常。 一つはその閲覧スペースにある、謎の破壊痕。 否、それは破壊というにはあまりにも綺麗に刈り取られていた。 まるでそこだけ円――正しくは球状に刳り貫かれたかのようにテーブルが存在している。 おおよそ、一般人には為し得ないだろう。 二つ目は、壁に開けられた大穴。 これはれっきとした破壊の跡だと見て取れる。おそらく重機を使用すれば出来なくはない。 ただし、その破片は外にへと飛んでいる。つまりこの穴は内側から開けられたということだ。 室内からの破壊である以上重機の類は選択肢より排除される。 「こんなの……どうやったら出来るんだよ」 「自己主張をしたがる輩が多いようだな。全くもって度し難い」 「ああ、気になるのはそっちなんデスカ……」 「下がれ」 「へ?」 「下がれと言っておるのだ。二度まで言わせるな」 状況が飲み込めない圭一を他所に、ギルガメッシュはドアの向こう側をじっと見つめる。 音はしない。 圭一は後ずさりながらも同じ方向を見やるが、人影すら見えない。 唐突に、静寂を破壊するほどの銃音が響き、同時に鋭い金属音が2つした。 圭一はそれが銃声だと気付くのに僅かな時間もかからず、すぐさま本棚に身を屈めた。 しかし、結果的に銃弾は彼らを抉ることはなく2つともギルガメッシュの鎧に阻まれた 正しい行き場を失った鉛玉はそれぞれ天井と床に撃ちつけられ、その意味を為さなくなる。 再び訪れる静寂。 何者かが、扉の向こうにいる。だがそれが姿を現す気は全くないようだ。 「出て来い、雑種。そんなものではこの我に傷一つ付けることは敵わんぞ?」 ギルガメッシュはあくまでこちらから出向く気はないらしい。 必滅の黄薔薇を右手に携えながら、高らかにまだ見ぬ相手に宣言した。 圭一は本棚からわずかに顔をのぞかせる。やはり姿は―――――― 「そうか」 意外。出てきた。 真紅のコートを着た、金髪の女。その視線はナイフよりも鋭く、まさに目の前の獲物を狩らんとする狩人のようだ。 その姿は目につきやすいものではあったが、なにより特徴的だと彼らが感じたのは顔の右半分の火傷の痕だった。 一度目につけば忘れそうにもない。当人もそれは十分熟知しているだろう。ならばそれが意味するのは、 「じゃあ、これはどうだ?」 今此処で完全に、相手を仕留めるということに他ならない。 女の持っているスーツケースが圭一たちの方向に向けられる。 無論彼らには一見ただのカバン程度にしか見えない。だが、それを向けてきたということは少なからず 何らかの危険があるのだと感じ取り身構える。 しかし、それだけでは足りなかった。 スーツケースの口に開いている不自然な穴。 それが何であるかは、その筋の者であればなんとか察することもできるだろう。 所持した者しか知る由のないそのスーツケースの正体は、小型グレネード、マシンガン、徹甲弾といった 様々な火器が仕込まれた武器だった。 万が一それの正体を察することが出来たとしても、確実に回避が出来るわけではないが。 現に、ギルガメッシュは間に合わなかった。 スーツケースの銃口から火花が飛び散る。 それと同時に飛び出す無数の弾丸。サーヴァントと云えども一秒間に数十発もの弾丸に対処は出来ない。 回避不能と瞬時に悟るもののその間に弾丸は鎧に激突し、傷を増やしていく。 いかな黄金の鎧といってもこの衝撃にいつまでも耐えられるほど頑強ではない。 ギルガメッシュもただ仁王立ちしているだけではない。悟った時点で物陰に素早く身を隠し、弾丸の蹂躙から逃れようとする。 だが物陰と言っても所詮本棚程度では銃弾を防ぐには至らない。故に機関銃の掃射は継続されるかと思われたが、ギルガメッシュが 完全に本棚に身を隠した時点でそれは止んでしまった。 別に弾丸が切れたわけではない。 作動自体は数秒程度で、依然スーツケースに仕込まれた機関銃にはまだまだ弾丸が仕込まれている。 「圭一」 「はっ、はい!?」 機関銃の蹂躙を受けながらもギルガメッシュの声は健在だった。 「そこの穴から外に出ろ。お前はこの場では邪魔だ」 僅かなあいだ圭一は迷い、 「……わかりました」 その場からの離脱を決意した。 壁にあいた穴……圭一のいる場所はギリギリ女からの死角となっていて、今は追撃を諦めざるを得なかった。 バラライカは、もちろん逃す気はない。目の前の男を始末してすぐに少年も始末するつもりだ。 そこに一切の妥協はない。 ゆらりと、ギルガメッシュが姿を現す。 黄金の鎧はところどころが掠れ傷つき、元の光を失っている。 その鎧で覆われていない顔以外の部分からは血が噴き出していた。 それでもギルガメッシュは平静な顔をしている。 「雑種の分際でこの我を傷つけるとは……貴様、刎頚に値するぞ」 そうは言うものの彼の心境に怒りはない。 それよりも気になることが思い立ったからだ。 (ただの兵器で傷を受けるということは……受肉したということか?ギラーミンめ……。 だが別に構わん。それでこそこの状況を愉しめるというものだ) ギルガメッシュの顔が狂喜に歪む。 それを見てとったバラライカは怪訝な面持ちになり、ふと、一つのことが気になった。 「おい、お前の名前はなんだ」 「戯け。王に名を問う場合にはまず自分から名乗るのが常であろう?貴様には死罪が相当だな」 その答えにバラライカは嘆息した。 もともと期待はしていなかった。だから、これも想定の範囲内。 「ああ、もういい。今逃げていった奴に聞くとしよう」 そう言葉を発するのとどちらが早かっただろうか。 ふわり、と2つの丸い物体が放物線を描きながらギルガメッシュの方向に飛んでいく。 既に女の姿はない。 「チッ……!」 ギルガメッシュがいくら現代兵器を知らないとは言っても、推測は出来る。 爆弾。そう、彼は判断した。 彼もまた、圭一が脱出した壁の穴に飛び込む。 間に合うか間に合わないかは問題ではない。 ただ、今はそれが彼にとっての最善の策だった。 そして、その判断は正しかったのだ。 ※ ※ ※ ※ とてつもない爆発音が、聞こえた。 音もすさまじく彼の鼓膜を潰しそうなもので、周りの建物もその余波でビリビリと揺れている。 そしてしばらくして湧き上がる煙。 「な……」 圭一は、その煙をはっきりと見ていた。 彼は図書館から歩道一つしか隔てていない、マンションの敷地内の植え込みに隠れていたのだ。 彼にだって理解できる。アーチャーは爆発する類の武器なんか持っていない。 あれはきっとあの女が起こしたことなんだろう。そんなことは理解できる。 だが、それをくらったであろうあの男は無事なのだろうか? 確かに彼が強いことは数時間ではあるが行動を共にした圭一もわかっている。 だからといって爆発に耐えられるとはとても思えなかった。 恐る恐る道路を覗いて見ると 「…………!!!」 声を出しそうになるのを堪えた。 彼は、其処にいた。 しかし立ってはいない。道路に大の字で仰向けになっている。 それだけだったら、どんなによかっただろうか。 上半身の鎧は完全に破壊されて下の衣服も吹き飛び、腹や肩に木片が刺さっている。 左腕は、肘から先が千切れ飛んでなくなっている。 逆立っていた髪は力なく垂れ下がり、もはや以前の威厳は何処にもない。 ただ、血まみれの人間がそこに打ち捨てられているだけだった。 生きているのかわからない。 だが、ぴくりとも動かない。 確認しようにも、圭一は動けなかった。 今しがたあの女がギルガメッシュに近づいてきたのだから。 彼は音をたてないようにそっと植え込みの陰に蹲り、耳をそばだてた。 ※ ※ ※ ※ バラライカは横たわっている男を一瞥し、すぐに別方向に向きなおった。 遠くから見ても男の惨状は見て取れたため彼女にはそれで充分だった。 槍を持っているようだがその回収は後でいいと判断した。どのみち使うことはできまい。 「まだ息はあるようだが……これなら放っておいてもすぐ死ぬか。それより今は……」 彼女は、目の前にあるマンションに向かう。 目的はただ一つ。獲物は逃しはしない。 圭一は動けない。 近づいているのはわかる。もしかしたらばれたのかもしれない。 だが、もしかしたらであるならば今飛び出すわけにはいかない。 もしかしたらそのまま去るかもしれないのだから。 だが、そんな期待は 「どうしてもっと遠くに隠れなかったのかしら?」 「あ…あ……」 簡単に裏切られることになった。 「私の質問に答えてくれるかしら?」 「え?」 女から出た言葉は圭一にとって意外なものだった。 だが、これはチャンスだ。出来るだけ時間を稼ぎ、誰かが通り過ぎるのを待つ。 もしくは、取り入って逃がしてもらう。希望的観測だが、何にせよそれ以外に方法はない。 今、こんなところで死ぬわけにはいかない。自分が生き残るためには精一杯自分の出来る限りのことをする。 それが彼の結論だった。 「あなたの名前は何?」 「俺は……前原圭一だ。お前は?」 「……答える必要はないわ。あなたは私の質問に答えていればいいの」 冷たい眼が圭一を見据える。 「で、よく聞きなさい。今から言う名前に心当たりがあれば答えて」 「あ、ああ」 「レッド、ライダー、レナ、チョッパー、グラハム。この五人が12時に着くように劇場に向かっているらしいの。 この中にあなたがここで知り合った、もしくは前から知っている人間はいるかしら?」 「え……」 レナ、竜宮レナ。レナと名前がついてるのは名簿には彼女しかいない。 目の前の女がどういう意図でそれを聞いているのかはわからないが、どうせ碌なことに使う筈がない。 だから彼女のことだけは伏せねばならないと確信した。 「……ライダーって奴なら知ってる。あの、アーチャーの知り合いだって事だけど。かなり厄介らしい あと、チョッパーってのも名前だけ……」 「それだけ?」 「ちょ、ちょっとタンマ!」 話し終わるや否やすぐさまバラライカは銃口を向けてきたので、慌てて圭一は切り返した。 「アンタさ、生き残りたいんだろ?だったら脱出する方法とか探さないか?きっと何か方法が……」 「時間稼ぎも程々にしなさい。でもいいわ、まだ余裕があるし答えてあげる」 (や、やっぱりバレてる?畜生……) 「私はね。別にそんなのに期待してないわ。だってこれ程の周到な準備よ?穴があるなんて到底思えない。 だから優勝せずにここから脱出するなんてそんなの絵に描いたモチでしかないわ」 「で、でも……!」 「私はこの戦争を生き抜き、勝利する。それ以外の選択肢はないわ」 (もうだめか……いや、まだ方法はある。考えろ、KOOLになれ。KOOLになるんだ圭一!) 閃いた。 それは本当に偶然だった。 こけおどしにしかならないかもしれない。だけどそれは―――――― (やってみなけりゃ、わからないだろ!!) 圭一は、持っていたデイパックに片手を突っ込み、思い切り振りかぶった。 すかさずバラライカは反応して、圭一を殺害するために銃弾を放つ。 決して避けられない至近距離からの弾丸。 そのままの弾道ならば、デイパックを翳めて圭一の脳天に突き刺さるだろう。 だが、それは巨大なナニカによって阻まれた。 「なっ……!!!」 驚きの声はバラライカのものだ。 突如目の前に飛び出したそれは、大型のバイクだった。 あまりの突然さと至近距離のために彼女はそれをよけることが叶わず、重量250キロを超える物体の洗礼を まともに受けてしまった。 「ぐっ……あ・・・」 どう、とバイクの下敷きになりながらバラライカは地に倒れた。 その衝撃で彼女の肋骨が不自然な音を立てる。 「っ……よし!」 圭一のとった行動は単純なものだ。 バッグの中にあるV-MAXをバラライカに放り投げるというもの。 しかし、単純に投げたところで、いや、平凡な少年がバイクを放り投げるなどという芸当ができるはずもない。 それを可能にしたのは、デイパックの特性だった。 圭一はバイクを入れた時に感づいたのだが、支給品を一部分でもデイパックの中に入れると支給品の質量が殆んど感じられなくなったのだ。 つまり、支給品はバッグから出ないと元の質量にならないということだ。 これを利用し、圭一はバイクを手の届くギリギリまで引っ張り出し、後は慣性に任せて手を離したというわけである。 質量の戻ったバイクはそのままバラライカに激突した。 もちろん、両者の距離が1メートルにも満たない至近距離だからできたことであって、それ以上離れていれば避けられていただろう。 結果でいえば彼の突発的な作戦は功を奏したわけだが、 「小賢しい真似を!」 「うおわっ!??」 それでもなお、バラライカを止めるには至らない。 バラライカの持つデザートイーグルから再び銃声が響き渡る。 「あぐっ……ああああああああ!!!!」 そのうちの一つが、圭一の右足を大きく抉った。 もし直撃をしていれば、右足が千切れ飛んでいたところだ。 たまらずその場に倒れこみ、それでも立ち上がろうとし、その場から逃れようとする。 「無駄だ。次は外さない」 バイクを押しのけたバラライカは立ち上がり、今度こそ圭一の脳天に狙いを定める。 何かが、はじき飛ぶ音がした。 「!!?」 腕が、宙を舞っている。 右腕であることは間違いない。だけど、それは誰の? その腕には、銃が握られている。 そう。この場で銃を持っていたのはただ一人。 「言ったはずだ。貴様は死罪だと」 強烈な一閃が振るわれる。 このままいけば、それは間違いなくバラライカの首を刈り取るだろう。 だが、彼女は振り向かない。 彼女は状況を確認するより、回避を選んだ。 髪の毛を槍が薙いだ。 穂先は見事に空を切る。だがそれもでも追撃を止めない。 すかさず3撃目を女の脳天に振り翳す。今度こそ回避不能。 しかしそれすらも、この女によって阻止された。 「ぁグッ………」 地面ギリギリに屈みこんだ姿勢から放たれたトゥーキックは容赦なくギルガメッシュの脇腹を抉る。 「―――――逃がさん!!」 蹴りを入れられてよろめきながらも放たれる必殺の一撃。 下段からせり上がるようにして 自らのダメージを度外視しての攻撃は確かにどれも必死のものだったが、バラライカには届かない。 彼女の位置はすでに槍の間合いの外にあった。 選択肢としては2つある。 このまま、まだ残っている左手でデイパックから支給品を取り出し、眼前の2人を一掃するか。 それとも、自らの保身のために今はこの場を離れるか。 視界の隅でバラライカは少年、前原圭一の姿を見咎める。 彼の手に握られていたのは、バラライカが右手に持っていたデザートイーグル。 玉の残量は後二発分だがこの距離では万が一ということもあり得る。敵は一人ではないのだ。 故に、彼女は逃走を選択した。 「……はあっ」 どっと尻もちをつき、圭一はその場に座り込んだ。 銃弾で抉られた足の痛みと、目の前の危機から逃れられたという安堵感からだった。 「逃げたか。流石に命を優先するだけの能はあるようだな」 「そうですね。………あ、アーチャー様!大丈夫なんですか!?」 「聞くのが遅いわ、戯け」 堂々と立ってはいるものの、未だに所々は血で汚れて、左腕は千切れている。 その割にはやけに彼は平然としていた。 「治癒力は遅いがまあなかなかのものだな。見よ、左手ももうすぐ再生する」 圭一が目を凝らしてみてみれば、ギルガメッシュの左腕はチリチリと塵が集まって元の長さを取り戻してく。 わけがわからない。今まで散々な不条理を目にしていた圭一でも信じがたいものだった。 「よくわからないんですけど……」 「どうでもいいことだ。それよりもお前の足をなんとかするべきではないのか?」 「あっ?えっ!は、痛っ!」 とたんに痛みが舞い戻ってくる。 とりあえず応急措置をせねばならないのはわかっていたがここではどうしようもない。 「どこか適当な家にでも入って処置すればいいだろう。はばかる必要はない」 「はい……」 なんだかやけに違う態度に違和感を覚えながらも、その言葉に従うことにした。 ※ ※ ※ ※ ※ はっ―――――、はっ――――、……――――― ……―――――― 右腕は、語るまでもない。 肋骨は、数本に罅が入っている。肺には刺さっていないようだ。 デザートイーグルを失った。だが、予備弾はこちらにある。 他の支給品は問題ない。 けれども、失ったものの影響は大きい。 金髪の男の様子からみると、あれも不死者だったのだろうか? だがそれにしては回復速度が遅い気がすると思った。 今度会った時は、的確にとどめを刺さねばなるまい。 (この戦争が終わったとしても……右腕は諦めるしかないな) 片腕を失ったという事実は大きい。 今後の行動にも支障をきたすことになるだろう。 だが、今はそれを考えている場合ではない。 傷口の止血をせねば、間違いなく彼女の命は失われることになるだろう。 ビニール紐で固く縛っておいたものの、それでは心もとない。 (病院、か) 何者かがいる可能性は否定できない。 それでも、自身の命を優先すべきとバラライカは考えた。 彼女は別に死にたがりなわけではない。 勝利してこの世界から脱出する。それが彼女の目標なのだ。 痛みが、彼女の芯にまで響く。 心臓が、早鐘を打つ。 ――――――彼女を急かすように、体が悲鳴を上げていた。 【E-4 劇場前 1日目 朝】 【バラライカ@BLACK LAGOON】 [状態]:腹部に中程度のダメージ、右腕切断(簡易止血済み。治癒不可)、肋骨骨折、身体全体に火傷(小)、頬に二つの傷、疲労(大) [装備]:ヴァッシュの衣装@トライガンマキシマム(右腕の袖なし)、デザートイーグルの予備弾×16 AK47カラシニコフ(30/40、予備弾40×3)、 シェンホアのグルカナイフ@BLACK LAGOON [道具]:デイパック(支給品一式×3)、デイパック2(支給品一式×1/食料一食分消費)、下着類、AMTオートマグ(0/7)、 不死の酒(空瓶)、探知機、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの手配書×二枚、通り抜けフープ、 ロベルタのスーツケース@BLACK LAGOON(ロケットランチャー残弾7、マシンガン残弾80%、徹甲弾残弾10)、手榴弾×3、 ロベルタのメイド服@BLACK LAGOON、ガムテープ、ビニール紐(少し消費)、月天弓@終わりのクロニクル [思考・状況] 0:病院へ向かう。 1:戦争(バトルロワイアル)を生き抜き、勝利する。 2:ウルフウッド(名前は知りません)を警戒。 ※のび太から、ギラーミンのことや未来のこと、ドラえもんについてなどを聞き出しました。 ※ヴァッシュ・ザ・スタンピードの手配書×二枚に『モヒカン男と麦藁帽子の男に気を付けろ byストレイト・クーガー』とメモ書きされています。 ※デイパックを二つ持っています。 ※D-4中央部一帯にあるビルの構造を熟知しています。 ※元の服は下着を除いてビルに捨てました。 ※無常から得た情報を受けて、どう動くかは次の方に任せます。 ※チョッパーを医者だと推測。 ※○印と包帯の情報を知りました。 ※ギルガメッシュを不死者の類かもしれないと思いました。 ※バラライカの右腕がマンション敷地内に落ちています 図書館裏のマンションのとある一室に、二人はいた。 圭一の右足は布で縛られている。 ギルガメッシュはもう大分治癒したようだがどこか疲労を覘かせている。 破壊された鎧の代わりに黒のライダースーツを着込んでいて、圭一の様子を眺めていた。 「あの……アーチャー様」 「なんだ、圭一」 「ええと、今後の事についてなんですが……」 「焦らすな、申せ」 「……」 僅かな沈黙の後、圭一は口を開いた。 あの女の言った名前の中に自分の仲間がいたということ。 その5人が劇場に向かっているということ。 話したのが彼女である以上、その目的は知れているのだが…… 聞き終えた後に、ギルガメッシュは息を吐いた。 「真偽は定かではないが、行ってみる価値はあるな。で、お前はどうするのだ。圭一」 そんなことは分かっている。 もう迷う必要はない。答えは、既に出ている。 「劇場に向かって、あいつがいたら止めます。それ以外にありません」 「……いいのか?お前の守る者のために、他の誰かを殺すことになっても」 「え、ええ。勿論、わかって「無理はするな」え?」 ギルガメッシュは、圭一に応えた。 「民草を導くのも王である我の役目だ。お前たちと共に、この下らんゲームを破壊する。……それが我の決定だ」 「い、いきなりどうしたんですか!?」 「なんだ、不服か?」 「いいいいえ!滅相もない!」 (どうせあのギラーミンの思惑に沿ったところでなんの面白みもないしな。悠長に構えてられないというのもあるが…… 貴様らの仲間を信じる心、とくと見させてもらうぞ。まあ、気に入らんのは直々に断罪するがな) ギルガメッシュの思惑は圭一には分らない。 しかし、問う必要はない。考えがどうであれ、目的は等しいのだから詮索は無用なのだ。 今後彼の方針によりどのように事態が変わるかは定かではない。 だが、後悔はないだろう。 決めたことは彼ら本人の確かな気持ちだったのだから―――――― 【D-4 図書館裏のマンション 1日目 昼】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 疲労(中)、頭部にたんこぶ×2、頬に痛み 、強いショック、右足に銃創(止血済み) [装備] デザートイーグル(残弾数2/6) [道具] 双眼鏡(支給品はすべて確認済)、不死の酒(完全版)(空)、基本支給品×2、ゾロの地図、ヤマハV-MAX@Fate/zero [思考・状況] 基本行動方針:仲間を助けて脱出したい 1:アーチャーと共に12時までに劇場に向かう。 2:切嗣についてアーチャーには漏らさないようにする。 3:切嗣、佐山のグループと早く合流したい(切嗣のことをそれなりに信用してます) 4:万が一のときに覚悟が必要だ 5:魔法使い……? [備考] ※時系列では本編終了時点です ※アーチャーの真名を知りません。 ※クロコの名前、カナヅチという弱点を知りました。 ※橘あすかと真紅と簡単に情報交換し、 新たに彼らの仲間等(翠星石、クーガー、チョッパー、ハクオロ、アルルゥ、カルラ、ルフィ)と、 要注意人物(カズマ、水銀燈、バラライカ、ラッド)の情報を得ました。 また、ゾロと蒼星石が彼らの(間接的、直接的な)知人であることを知りました。 ※切嗣の推測とあすか達との情報交換から、会場のループについては把握しています。 ※バラライカの姿を確認しました。名前は知りません。 ※バラライカからレッド、グラハム、チョッパーの名前を聞きました。 【ギルガメッシュ@Fate/Zero】 [状態] 胴体にダメージ(小・回復中)左手欠損(回復中)、肩と腹に刺し傷(回復中)、不死(不完全) [装備] 黄金の鎧@Fate/Zero(上半身部分大破)、必滅の黄薔薇@Fate/Zero、黒のライダースーツ [道具] なし(圭一に持たせています) [思考・状況] 基本行動方針:主催を滅ぼし、元の世界に帰還する。必要があれば他の参加者も殺す。 0:圭一とその仲間を脱出させる。 1:12時までに劇場に向かう。 2:自分を楽しませ得る参加者を見定める。 3:ゾロ、佐山、クーガーに興味。 4:圭一が自分のクラスを知っていた事に関しては・・・? 5:宝具は見つけ次第我が物にする。 王の財宝、天地乖離す開闢の星、天の鎖があれば特に優先する。 [備考] ※不死の酒を残らず飲み干しましたが、完全な不死は得られませんでした。 具体的には、再生能力等が全て1/3程度。また、首か心臓部に致命傷を受ければ死にます。 ※会場が自然にループしていることを把握しました。 ※悪魔の実能力者がカナヅチという弱点を知っています。 ※本編での経験から、螺湮城教本を手に入れる気にはならなかったようです。 ※クーガーには強い印象を受けていますが、橘あすかのことは忘れました。 ※文中台詞の"山猫"とはクーガーのことです。 ※圭一の仲間が劇場に向かうということを聞きました。 ※銃火器にはもう対処できます。 時系列順で読む Back 神よ、この魂に哀れみを Next 忍び寄る悪意 投下順で読む Back この世のどんなことよりもやさしい力 Next 忍び寄る悪意 Back Next ジャイアントキリング(後編) バラライカ 忍び寄る悪意 エデンの蛇(後編) アーチャー(ギルガメッシュ) 護ること、殺すこと エデンの蛇(後編) 前原圭一 護ること、殺すこと
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図書館で戦争を繰る広げるぜ! あぶないぜ! ばーんばーん! http //www.toshokan-sensou.com/ ←これ
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リンク名? 図書館の自由に関する宣言 一、図書館は資料収集の自由を有する。 二、図書館は資料提供の自由を有する。 三、図書館は利用者の秘密を守る。 四、図書館はすべての不当な検閲に反対する。 図書館の自由が侵される時、我々は団結して あくまで自由を守る。 セリフ 「念願の図書館に採用されて、私は今――― 毎日軍事訓練に励んでいます。」(笠原:地文) 「こちらは関東図書隊だ!それらの書籍は図書館法第三十条に基づく資料集集権と三等図書正の執行権限を以て、図書館法施工令に定めるところの見計らい図書とすることを宣言する!」(堂上:セリフ) 「後生だから無事でいろ。」(堂上:地文) 「熊だッ!」(堂上:回想) 「正論は正しい、だが正論を武器にする奴は正しくない。お前が使ってるのはどっちだ?」(堂上:セリフ) 「お前らに大人のケンカを教えてやる!」(玄田:セリフ)
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図書館戦争 ◆TEF4Xfcvis 『―――――12:00に、劇場に大勢の人間が集まります』 無常と呼ばれた男は、そう言った。 それが真実であるのならば、脱出を目的とした者たちが集うのだろう。 しかしバラライカにとってみればそんな事に意味はない。 この状況下で脱出を模索するなど、どうかしている。 殺し合いのゲームを管理している者たちがみすみす抜け穴を見逃す筈があるだろうか? 故に、彼女は集る人間の目的についてはどうでもよく、むしろ必要なのはその人間たちについての情報だ。 レッド、ライダー、レナ、チョッパー、グラハム。 彼等は2手に分かれたらしい。本当であればの話だが。 まあ、分かれていると仮定しよう。だとすれば、最低でも2人は戦闘に慣れた人間であると考えられる。 流石に全員と言うわけではあるまい。そうであるなら分散する必要はないだろう。 各々が自身の身を守る術を持っているのだから大人数で行動しようとも負担は少ない。 効率を選んだか。だがそれならもう少し分散しても問題あるまい。 だからこうして二手に分かれたということは、守らねばならない非戦闘員がいるということ。 ……チョッパーと云う名の人間。 麦わらの言葉ではそいつは医者のようだ。 彼女の素性を隠せば傷を治療してもらうことも可能かもしれないが、もちろんその気はない。 逃がした者が複数いる以上、彼女のスタンスが他人に伝えられない可能性は低い。 名前は知られていないはずだから、おそらく外見の特徴を知らせるのだろう。 目立ちやすい顔の右半分の火傷の跡。夜とは違い日光の下で隠し通すのは難しいはずだ。 どのみち、他人と行動することは今後もないだろう。 彼女はただ、このバトルロワイあると云う戦場で勝ち進んでいくだけなのだ。 バラライカはちらりと支給品の時計に目をやる。 現在午前9時前。劇場に人が集まる時間まで3時間はある。 ただ、12時にその5人が集まるかどうかは怪しいものだ。 どのような状況においてもイレギュラーはよく発生する。このような事態ならなおさらだ。 まあ、集まろうと集まらなくてもいい。 劇場前の道路はこの地図の中心部であり、さまざまな場所に行く分岐点でもある。 普通に道をのこのこ通る者がいるとは考えにくいが、ここらを張っておけば網にかかるのは幾らかいるだろう。 当面は劇場周りで狩るのも選択肢の一つだ。 無常の言葉が虚言であろうと関わりない。なんにせよ彼女は、劇場へと向かうことにした。 市街地を歩く人間が、2人いる。 太陽もすっかり辺りを照らすまでに昇ったというのに、この2人は堂々と道路のど真ん中を歩いている。 いや、堂々と言うのは語弊があるだろうか。本当にその様子なのは一人だけなのだから。 英雄王ギルガメッシュ。もとい、アーチャー。 黄金の鎧という格好もさることながら、当人そのものが異様な存在感を放っている。 これでは昼であろうと夜だろうと人目につきやすいのは確定的だ。なにより、彼自身が隠れて行動するつもりがない。 現在彼の従者をつとめている少年、前原圭一にしてみればそれはたまったものではない。 たとえ、一時アーチャーの従者をしていようとも、圭一がこの殺し合いの参加者であることは揺ぎ無い事実だ。 自身の命をも狙われる可能性があるのは勿論のこと、彼は全く武装を持っていない。 武器を持っているのはアーチャーだが、だからといって圭一を守るとは限らない。 それは圭一自身重々承知していたが、何にせよ、彼はこの状況が嫌だった。 何時何所から奇襲をかけられるかもしれない。それに対して自分は何もできない。 今までだって何か出来ただろうか?確かに、雛見沢においては運命を打開できた。 だがここに来てからは足手まといやお荷物になってやしないだろうか。 結局何も出来ていない。圭一はそんな自分が嫌だった。 それと同じくらい、彼の心を占めていたのは…… 彼は、間違いではないのか、と願うような気持ちでその地図の裏側に目を向ける。 しかし当然の如く、書いてある文字は変わらない。 「そんなにそれが気になるか、圭一」 圭一は答えない。 「大方、其処に書かれている殺害者の名前がお前の知人だとかそんな話だろう? なあに、この状況に放りこまれてその選択肢に至らぬ者がいないわけはない。 ただ単にそれがお前の知り合いだったというだけの話だ。それについて考える必要はない」 「そんなわけあるかよ……」 弱く震えた、それでも意思の籠った圭一の言葉。それを英雄王は真紅の双眸でうっすらと眺める。 その眼に特に含むところは感じられない。 「ほお?何か思うことがあるのか。口利きを許す、召使」 「……あいつらは…俺達は皆であの危機を乗り越えてきたんだ。だけどどんなに自分の身が危険になっても 人の命を奪うことなんてしなかった!ここに書いてあることだって……きっと、きっと何かの間違いだ!」 「仲間への信頼、大変結構なものだ。だがな、そのようなことはなんら問題ではない」 「え……?」 「そこに書いてあることは真実かもしれんし虚偽かもしれん。しかし圭一、この情報がどうであろうが その仲間に出会った時に相手がどのような状況であろうと事実を認めることが出来るのか?」 百聞に一見は如かず、と云う言葉があるように。 情報というものは自分で確認して初めて確信を得られるものだ。それ以外では情報は心を惑わすものにすぎない。 そう、圭一が考えねばならないのは今ここにある不確かな情報ではなく、事実に向き合った時それにどう接するのか。 仲間の死と向き合ったとき。殺人鬼となった仲間に出会ったとき。彼は果たしてそれに向き合うことができるのだろうか? 「…………」 「すぐに答えを出す必要はない。せいぜい悩み続けるがいい。決まった答えなどないのだからな。 ただ、用心はしておけ。くれぐれも心を乱して不意打ちで死ぬなよ? お前には俺の召使という役目があるのだ。代わりはいくらでもいるだろうが探すのが面倒だからな」 相も変わらず傍若な言い分を放つギルガメッシュであったが、圭一はいちいちそれに反論する気はない。 (自分が……どうする?わかってはいるんだ。けど、本当に俺に出来るのか?) もしそうだった場合、自分がしなければならないことはわかってる。 だけどそれが通用するのか?もし何も聞いてくれなかったらその時は――――― ギルガメッシュが足を止めた。 地図上の位置と照らし合わせてみれば、そこは図書館の近く。 というより、図書館と思わしき建物はすでに彼らの目の前にあった。 その門の前に停められている、一台の大型バイク。そこから結論に至るのは難しくない。 「誰か中にいるのか……」 「ふむ、ならば調べてみよう。と、その前にこれを回収せねばな」 「乗れるんですか?」 「後々検分する。この手のは乗ったためしがないのでな」 圭一の質問をどうでもよさそうにあしらい、彼は大型バイク―――ヤマハV-MAXに手をかける。 常人では持ち上げるのも至難の業だが、彼はそれを両手で苦もなく持ち上げた。 と言っても、片輪空中に少し浮かせただけなのだが。 「圭一、バッグにこれを押し込め」 「えぇ!?……入るのかなあ」 一度、消防車をデイパックに入れようとしたとき入らなかったのを思い出す。 そう言いながらも圭一はバイクにデイパックを押しつけると…… とたんにするすると滑り、すんなりと入ってしまった。 質量も殆んど、いや、全く変わっていないのではないだろうか? あのバイクの質量や体積は一体どこにいったのか理解できないまま圭一はそれを担ぎ上げる。 「それにしても不用心だな。鍵付けたまま停めておくなんて」 そこまで思慮が回らなかったのか、判断する術はない。 もっとも、鍵をかけずともデイパックに入れれば済む話なのだが。 ガラス張りの扉を開く。 中は静まり返っていて、人の気配を感じさせない。 エントランスには、図書館に続く開けっ放しの扉と、二階に続く階段がある。 「一階から調べる。ついて来い」 カツコツという金属質の足音と、パタパタという軽い足音が静かな図書館に響く。 響くのはその音だけで、後は彼らの呼吸音と衣擦れしか音を発するものは無い。 確かに、誰もいない。 しかしその様子から、人が其処にいたのだと伺わせるのは充分だった。 閲覧者用のスペースであろう場所には、幾つもの椅子や机が配置されている。 その内の円卓は椅子が一つを残して壁の隅に追いやられている。 .. . . まあ、この程度は常人でも行える異変だろう。 主に彼らの目に入ったのは二つの異常。 一つはその閲覧スペースにある、謎の破壊痕。 否、それは破壊というにはあまりにも綺麗に刈り取られていた。 まるでそこだけ円――正しくは球状に刳り貫かれたかのようにテーブルが存在している。 おおよそ、一般人には為し得ないだろう。 二つ目は、壁に開けられた大穴。 これはれっきとした破壊の跡だと見て取れる。おそらく重機を使用すれば出来なくはない。 ただし、その破片は外にへと飛んでいる。つまりこの穴は内側から開けられたということだ。 室内からの破壊である以上重機の類は選択肢より排除される。 「こんなの……どうやったら出来るんだよ」 「自己主張をしたがる輩が多いようだな。全くもって度し難い」 「ああ、気になるのはそっちなんデスカ……」 「下がれ」 「へ?」 「下がれと言っておるのだ。二度まで言わせるな」 状況が飲み込めない圭一を他所に、ギルガメッシュはドアの向こう側をじっと見つめる。 音はしない。 圭一は後ずさりながらも同じ方向を見やるが、人影すら見えない。 唐突に、静寂を破壊するほどの銃音が響き、同時に鋭い金属音が2つした。 圭一はそれが銃声だと気付くのに僅かな時間もかからず、すぐさま本棚に身を屈めた。 しかし、結果的に銃弾は彼らを抉ることはなく2つともギルガメッシュの鎧に阻まれた 正しい行き場を失った鉛玉はそれぞれ天井と床に撃ちつけられ、その意味を為さなくなる。 再び訪れる静寂。 何者かが、扉の向こうにいる。だがそれが姿を現す気は全くないようだ。 「出て来い、雑種。そんなものではこの我に傷一つ付けることは敵わんぞ?」 ギルガメッシュはあくまでこちらから出向く気はないらしい。 必滅の黄薔薇を右手に携えながら、高らかにまだ見ぬ相手に宣言した。 圭一は本棚からわずかに顔をのぞかせる。やはり姿は―――――― 「そうか」 意外。出てきた。 真紅のコートを着た、金髪の女。その視線はナイフよりも鋭く、まさに目の前の獲物を狩らんとする狩人のようだ。 その姿は目につきやすいものではあったが、なにより特徴的だと彼らが感じたのは顔の右半分の火傷の痕だった。 一度目につけば忘れそうにもない。当人もそれは十分熟知しているだろう。ならばそれが意味するのは、 「じゃあ、これはどうだ?」 今此処で完全に、相手を仕留めるということに他ならない。 女の持っているスーツケースが圭一たちの方向に向けられる。 無論彼らには一見ただのカバン程度にしか見えない。だが、それを向けてきたということは少なからず 何らかの危険があるのだと感じ取り身構える。 しかし、それだけでは足りなかった。 スーツケースの口に開いている不自然な穴。 それが何であるかは、その筋の者であればなんとか察することもできるだろう。 所持した者しか知る由のないそのスーツケースの正体は、小型グレネード、マシンガン、徹甲弾といった 様々な火器が仕込まれた武器だった。 万が一それの正体を察することが出来たとしても、確実に回避が出来るわけではないが。 現に、ギルガメッシュは間に合わなかった。 スーツケースの銃口から火花が飛び散る。 それと同時に飛び出す無数の弾丸。サーヴァントと云えども一秒間に数十発もの弾丸に対処は出来ない。 回避不能と瞬時に悟るもののその間に弾丸は鎧に激突し、傷を増やしていく。 いかな黄金の鎧といってもこの衝撃にいつまでも耐えられるほど頑強ではない。 ギルガメッシュもただ仁王立ちしているだけではない。悟った時点で物陰に素早く身を隠し、弾丸の蹂躙から逃れようとする。 だが物陰と言っても所詮本棚程度では銃弾を防ぐには至らない。故に機関銃の掃射は継続されるかと思われたが、ギルガメッシュが 完全に本棚に身を隠した時点でそれは止んでしまった。 別に弾丸が切れたわけではない。 作動自体は数秒程度で、依然スーツケースに仕込まれた機関銃にはまだまだ弾丸が仕込まれている。 「圭一」 「はっ、はい!?」 機関銃の蹂躙を受けながらもギルガメッシュの声は健在だった。 「そこの穴から外に出ろ。お前はこの場では邪魔だ」 僅かなあいだ圭一は迷い、 「……わかりました」 その場からの離脱を決意した。 壁にあいた穴……圭一のいる場所はギリギリ女からの死角となっていて、今は追撃を諦めざるを得なかった。 バラライカは、もちろん逃す気はない。目の前の男を始末してすぐに少年も始末するつもりだ。 そこに一切の妥協はない。 ゆらりと、ギルガメッシュが姿を現す。 黄金の鎧はところどころが掠れ傷つき、元の光を失っている。 その鎧で覆われていない顔以外の部分からは血が噴き出していた。 それでもギルガメッシュは平静な顔をしている。 「雑種の分際でこの我を傷つけるとは……貴様、刎頚に値するぞ」 そうは言うものの彼の心境に怒りはない。 それよりも気になることが思い立ったからだ。 (ただの兵器で傷を受けるということは……受肉したということか?ギラーミンめ……。 だが別に構わん。それでこそこの状況を愉しめるというものだ) ギルガメッシュの顔が狂喜に歪む。 それを見てとったバラライカは怪訝な面持ちになり、ふと、一つのことが気になった。 「おい、お前の名前はなんだ」 「戯け。王に名を問う場合にはまず自分から名乗るのが常であろう?貴様には死罪が相当だな」 その答えにバラライカは嘆息した。 もともと期待はしていなかった。だから、これも想定の範囲内。 「ああ、もういい。今逃げていった奴に聞くとしよう」 そう言葉を発するのとどちらが早かっただろうか。 ふわり、と2つの丸い物体が放物線を描きながらギルガメッシュの方向に飛んでいく。 既に女の姿はない。 「チッ……!」 ギルガメッシュがいくら現代兵器を知らないとは言っても、推測は出来る。 爆弾。そう、彼は判断した。 彼もまた、圭一が脱出した壁の穴に飛び込む。 間に合うか間に合わないかは問題ではない。 ただ、今はそれが彼にとっての最善の策だった。 そして、その判断は正しかったのだ。 ※ ※ ※ ※ とてつもない爆発音が、聞こえた。 音もすさまじく彼の鼓膜を潰しそうなもので、周りの建物もその余波でビリビリと揺れている。 そしてしばらくして湧き上がる煙。 「な……」 圭一は、その煙をはっきりと見ていた。 彼は図書館から歩道一つしか隔てていない、マンションの敷地内の植え込みに隠れていたのだ。 彼にだって理解できる。アーチャーは爆発する類の武器なんか持っていない。 あれはきっとあの女が起こしたことなんだろう。そんなことは理解できる。 だが、それをくらったであろうあの男は無事なのだろうか? 確かに彼が強いことは数時間ではあるが行動を共にした圭一もわかっている。 だからといって爆発に耐えられるとはとても思えなかった。 恐る恐る道路を覗いて見ると 「…………!!!」 声を出しそうになるのを堪えた。 彼は、其処にいた。 しかし立ってはいない。道路に大の字で仰向けになっている。 それだけだったら、どんなによかっただろうか。 上半身の鎧は完全に破壊されて下の衣服も吹き飛び、腹や肩に木片が刺さっている。 左腕は、肘から先が千切れ飛んでなくなっている。 逆立っていた髪は力なく垂れ下がり、もはや以前の威厳は何処にもない。 ただ、血まみれの人間がそこに打ち捨てられているだけだった。 生きているのかわからない。 だが、ぴくりとも動かない。 確認しようにも、圭一は動けなかった。 今しがたあの女がギルガメッシュに近づいてきたのだから。 彼は音をたてないようにそっと植え込みの陰に蹲り、耳をそばだてた。 ※ ※ ※ ※ バラライカは横たわっている男を一瞥し、すぐに別方向に向きなおった。 遠くから見ても男の惨状は見て取れたため彼女にはそれで充分だった。 槍を持っているようだがその回収は後でいいと判断した。どのみち使うことはできまい。 「まだ息はあるようだが……これなら放っておいてもすぐ死ぬか。それより今は……」 彼女は、目の前にあるマンションに向かう。 目的はただ一つ。獲物は逃しはしない。 圭一は動けない。 近づいているのはわかる。もしかしたらばれたのかもしれない。 だが、もしかしたらであるならば今飛び出すわけにはいかない。 もしかしたらそのまま去るかもしれないのだから。 だが、そんな期待は 「どうしてもっと遠くに隠れなかったのかしら?」 「あ…あ……」 簡単に裏切られることになった。 「私の質問に答えてくれるかしら?」 「え?」 女から出た言葉は圭一にとって意外なものだった。 だが、これはチャンスだ。出来るだけ時間を稼ぎ、誰かが通り過ぎるのを待つ。 もしくは、取り入って逃がしてもらう。希望的観測だが、何にせよそれ以外に方法はない。 今、こんなところで死ぬわけにはいかない。自分が生き残るためには精一杯自分の出来る限りのことをする。 それが彼の結論だった。 「あなたの名前は何?」 「俺は……前原圭一だ。お前は?」 「……答える必要はないわ。あなたは私の質問に答えていればいいの」 冷たい眼が圭一を見据える。 「で、よく聞きなさい。今から言う名前に心当たりがあれば答えて」 「あ、ああ」 「レッド、ライダー、レナ、チョッパー、グラハム。この五人が12時に着くように劇場に向かっているらしいの。 この中にあなたがここで知り合った、もしくは前から知っている人間はいるかしら?」 「え……」 レナ、竜宮レナ。レナと名前がついてるのは名簿には彼女しかいない。 目の前の女がどういう意図でそれを聞いているのかはわからないが、どうせ碌なことに使う筈がない。 だから彼女のことだけは伏せねばならないと確信した。 「……ライダーって奴なら知ってる。あの、アーチャーの知り合いだって事だけど。かなり厄介らしい あと、チョッパーってのも名前だけ……」 「それだけ?」 「ちょ、ちょっとタンマ!」 話し終わるや否やすぐさまバラライカは銃口を向けてきたので、慌てて圭一は切り返した。 「アンタさ、生き残りたいんだろ?だったら脱出する方法とか探さないか?きっと何か方法が……」 「時間稼ぎも程々にしなさい。でもいいわ、まだ余裕があるし答えてあげる」 (や、やっぱりバレてる?畜生……) 「私はね。別にそんなのに期待してないわ。だってこれ程の周到な準備よ?穴があるなんて到底思えない。 だから優勝せずにここから脱出するなんてそんなの絵に描いたモチでしかないわ」 「で、でも……!」 「私はこの戦争を生き抜き、勝利する。それ以外の選択肢はないわ」 (もうだめか……いや、まだ方法はある。考えろ、KOOLになれ。KOOLになるんだ圭一!) 閃いた。 それは本当に偶然だった。 こけおどしにしかならないかもしれない。だけどそれは―――――― (やってみなけりゃ、わからないだろ!!) 圭一は、持っていたデイパックに片手を突っ込み、思い切り振りかぶった。 すかさずバラライカは反応して、圭一を殺害するために銃弾を放つ。 決して避けられない至近距離からの弾丸。 そのままの弾道ならば、デイパックを翳めて圭一の脳天に突き刺さるだろう。 だが、それは巨大なナニカによって阻まれた。 「なっ……!!!」 驚きの声はバラライカのものだ。 突如目の前に飛び出したそれは、大型のバイクだった。 あまりの突然さと至近距離のために彼女はそれをよけることが叶わず、重量250キロを超える物体の洗礼を まともに受けてしまった。 「ぐっ……あ・・・」 どう、とバイクの下敷きになりながらバラライカは地に倒れた。 その衝撃で彼女の肋骨が不自然な音を立てる。 「っ……よし!」 圭一のとった行動は単純なものだ。 バッグの中にあるV-MAXをバラライカに放り投げるというもの。 しかし、単純に投げたところで、いや、平凡な少年がバイクを放り投げるなどという芸当ができるはずもない。 それを可能にしたのは、デイパックの特性だった。 圭一はバイクを入れた時に感づいたのだが、支給品を一部分でもデイパックの中に入れると支給品の質量が殆んど感じられなくなったのだ。 つまり、支給品はバッグから出ないと元の質量にならないということだ。 これを利用し、圭一はバイクを手の届くギリギリまで引っ張り出し、後は慣性に任せて手を離したというわけである。 質量の戻ったバイクはそのままバラライカに激突した。 もちろん、両者の距離が1メートルにも満たない至近距離だからできたことであって、それ以上離れていれば避けられていただろう。 結果でいえば彼の突発的な作戦は功を奏したわけだが、 「小賢しい真似を!」 「うおわっ!??」 それでもなお、バラライカを止めるには至らない。 バラライカの持つデザートイーグルから再び銃声が響き渡る。 「あぐっ……ああああああああ!!!!」 そのうちの一つが、圭一の右足を大きく抉った。 もし直撃をしていれば、右足が千切れ飛んでいたところだ。 たまらずその場に倒れこみ、それでも立ち上がろうとし、その場から逃れようとする。 「無駄だ。次は外さない」 バイクを押しのけたバラライカは立ち上がり、今度こそ圭一の脳天に狙いを定める。 何かが、はじき飛ぶ音がした。 「!!?」 腕が、宙を舞っている。 右腕であることは間違いない。だけど、それは誰の? その腕には、銃が握られている。 そう。この場で銃を持っていたのはただ一人。 「言ったはずだ。貴様は死罪だと」 強烈な一閃が振るわれる。 このままいけば、それは間違いなくバラライカの首を刈り取るだろう。 だが、彼女は振り向かない。 彼女は状況を確認するより、回避を選んだ。 髪の毛を槍が薙いだ。 穂先は見事に空を切る。だがそれもでも追撃を止めない。 すかさず3撃目を女の脳天に振り翳す。今度こそ回避不能。 しかしそれすらも、この女によって阻止された。 「ぁグッ………」 地面ギリギリに屈みこんだ姿勢から放たれたトゥーキックは容赦なくギルガメッシュの脇腹を抉る。 「―――――逃がさん!!」 蹴りを入れられてよろめきながらも放たれる必殺の一撃。 下段からせり上がるようにして 自らのダメージを度外視しての攻撃は確かにどれも必死のものだったが、バラライカには届かない。 彼女の位置はすでに槍の間合いの外にあった。 選択肢としては2つある。 このまま、まだ残っている左手でデイパックから支給品を取り出し、眼前の2人を一掃するか。 それとも、自らの保身のために今はこの場を離れるか。 視界の隅でバラライカは少年、前原圭一の姿を見咎める。 彼の手に握られていたのは、バラライカが右手に持っていたデザートイーグル。 玉の残量は後二発分だがこの距離では万が一ということもあり得る。敵は一人ではないのだ。 故に、彼女は逃走を選択した。 「……はあっ」 どっと尻もちをつき、圭一はその場に座り込んだ。 銃弾で抉られた足の痛みと、目の前の危機から逃れられたという安堵感からだった。 「逃げたか。流石に命を優先するだけの能はあるようだな」 「そうですね。………あ、アーチャー様!大丈夫なんですか!?」 「聞くのが遅いわ、戯け」 堂々と立ってはいるものの、未だに所々は血で汚れて、左腕は千切れている。 その割にはやけに彼は平然としていた。 「治癒力は遅いがまあなかなかのものだな。見よ、左手ももうすぐ再生する」 圭一が目を凝らしてみてみれば、ギルガメッシュの左腕はチリチリと塵が集まって元の長さを取り戻してく。 わけがわからない。今まで散々な不条理を目にしていた圭一でも信じがたいものだった。 「よくわからないんですけど……」 「どうでもいいことだ。それよりもお前の足をなんとかするべきではないのか?」 「あっ?えっ!は、痛っ!」 とたんに痛みが舞い戻ってくる。 とりあえず応急措置をせねばならないのはわかっていたがここではどうしようもない。 「どこか適当な家にでも入って処置すればいいだろう。はばかる必要はない」 「はい……」 なんだかやけに違う態度に違和感を覚えながらも、その言葉に従うことにした。 ※ ※ ※ ※ ※ はっ―――――、はっ――――、……――――― ……―――――― 右腕は、語るまでもない。 肋骨は、数本に罅が入っている。肺には刺さっていないようだ。 デザートイーグルを失った。だが、予備弾はこちらにある。 他の支給品は問題ない。 けれども、失ったものの影響は大きい。 金髪の男の様子からみると、あれも不死者だったのだろうか? だがそれにしては回復速度が遅い気がすると思った。 今度会った時は、的確にとどめを刺さねばなるまい。 (この戦争が終わったとしても……右腕は諦めるしかないな) 片腕を失ったという事実は大きい。 今後の行動にも支障をきたすことになるだろう。 だが、今はそれを考えている場合ではない。 傷口の止血をせねば、間違いなく彼女の命は失われることになるだろう。 ビニール紐で固く縛っておいたものの、それでは心もとない。 (病院、か) 何者かがいる可能性は否定できない。 それでも、自身の命を優先すべきとバラライカは考えた。 彼女は別に死にたがりなわけではない。 勝利してこの世界から脱出する。それが彼女の目標なのだ。 痛みが、彼女の芯にまで響く。 心臓が、早鐘を打つ。 ――――――彼女を急かすように、体が悲鳴を上げていた。 【E-4 劇場前 1日目 朝】 【バラライカ@BLACK LAGOON】 [状態]:腹部に中程度のダメージ、右腕切断(簡易止血済み。治癒不可)、肋骨骨折、身体全体に火傷(小)、頬に二つの傷、疲労(大) [装備]:ヴァッシュの衣装@トライガンマキシマム(右腕の袖なし)、デザートイーグルの予備弾×16 AK47カラシニコフ(30/40、予備弾40×3)、 シェンホアのグルカナイフ@BLACK LAGOON [道具]:デイパック(支給品一式×3)、デイパック2(支給品一式×1/食料一食分消費)、下着類、AMTオートマグ(0/7)、 不死の酒(空瓶)、探知機、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの手配書×二枚、通り抜けフープ、 ロベルタのスーツケース@BLACK LAGOON(ロケットランチャー残弾7、マシンガン残弾80%、徹甲弾残弾10)、手榴弾×3、 ロベルタのメイド服@BLACK LAGOON、ガムテープ、ビニール紐(少し消費)、月天弓@終わりのクロニクル [思考・状況] 0:病院へ向かう。 1:戦争(バトルロワイアル)を生き抜き、勝利する。 2:ウルフウッド(名前は知りません)を警戒。 ※のび太から、ギラーミンのことや未来のこと、ドラえもんについてなどを聞き出しました。 ※ヴァッシュ・ザ・スタンピードの手配書×二枚に『モヒカン男と麦藁帽子の男に気を付けろ byストレイト・クーガー』とメモ書きされています。 ※デイパックを二つ持っています。 ※D-4中央部一帯にあるビルの構造を熟知しています。 ※元の服は下着を除いてビルに捨てました。 ※無常から得た情報を受けて、どう動くかは次の方に任せます。 ※チョッパーを医者だと推測。 ※○印と包帯の情報を知りました。 ※ギルガメッシュを不死者の類かもしれないと思いました。 ※バラライカの右腕がマンション敷地内に落ちています 図書館裏のマンションのとある一室に、二人はいた。 圭一の右足は布で縛られている。 ギルガメッシュはもう大分治癒したようだがどこか疲労を覘かせている。 破壊された鎧の代わりに黒のライダースーツを着込んでいて、圭一の様子を眺めていた。 「あの……アーチャー様」 「なんだ、圭一」 「ええと、今後の事についてなんですが……」 「焦らすな、申せ」 「……」 僅かな沈黙の後、圭一は口を開いた。 あの女の言った名前の中に自分の仲間がいたということ。 その5人が劇場に向かっているということ。 話したのが彼女である以上、その目的は知れているのだが…… 聞き終えた後に、ギルガメッシュは息を吐いた。 「真偽は定かではないが、行ってみる価値はあるな。で、お前はどうするのだ。圭一」 そんなことは分かっている。 もう迷う必要はない。答えは、既に出ている。 「劇場に向かって、あいつがいたら止めます。それ以外にありません」 「……いいのか?お前の守る者のために、他の誰かを殺すことになっても」 「え、ええ。勿論、わかって「無理はするな」え?」 ギルガメッシュは、圭一に応えた。 「民草を導くのも王である我の役目だ。お前たちと共に、この下らんゲームを破壊する。……それが我の決定だ」 「い、いきなりどうしたんですか!?」 「なんだ、不服か?」 「いいいいえ!滅相もない!」 (どうせあのギラーミンの思惑に沿ったところでなんの面白みもないしな。悠長に構えてられないというのもあるが…… 貴様らの仲間を信じる心、とくと見させてもらうぞ。まあ、気に入らんのは直々に断罪するがな) ギルガメッシュの思惑は圭一には分らない。 しかし、問う必要はない。考えがどうであれ、目的は等しいのだから詮索は無用なのだ。 今後彼の方針によりどのように事態が変わるかは定かではない。 だが、後悔はないだろう。 決めたことは彼ら本人の確かな気持ちだったのだから―――――― 【D-4 図書館裏のマンション 1日目 昼】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 疲労(中)、頭部にたんこぶ×2、頬に痛み 、強いショック、右足に銃創(止血済み) [装備] デザートイーグル(残弾数2/6) [道具] 双眼鏡(支給品はすべて確認済)、不死の酒(完全版)(空)、基本支給品×2、ゾロの地図、ヤマハV-MAX@Fate/zero [思考・状況] 基本行動方針:仲間を助けて脱出したい 1:アーチャーと共に12時までに劇場に向かう。 2:切嗣についてアーチャーには漏らさないようにする。 3:切嗣、佐山のグループと早く合流したい(切嗣のことをそれなりに信用してます) 4:万が一のときに覚悟が必要だ 5:魔法使い……? [備考] ※時系列では本編終了時点です ※アーチャーの真名を知りません。 ※クロコの名前、カナヅチという弱点を知りました。 ※橘あすかと真紅と簡単に情報交換し、 新たに彼らの仲間等(翠星石、クーガー、チョッパー、ハクオロ、アルルゥ、カルラ、ルフィ)と、 要注意人物(カズマ、水銀燈、バラライカ、ラッド)の情報を得ました。 また、ゾロと蒼星石が彼らの(間接的、直接的な)知人であることを知りました。 ※切嗣の推測とあすか達との情報交換から、会場のループについては把握しています。 ※バラライカの姿を確認しました。名前は知りません。 ※バラライカからレッド、グラハム、チョッパーの名前を聞きました。 【ギルガメッシュ@Fate/Zero】 [状態] 胴体にダメージ(小・回復中)左手欠損(回復中)、肩と腹に刺し傷(回復中)、不死(不完全) [装備] 黄金の鎧@Fate/Zero(上半身部分大破)、必滅の黄薔薇@Fate/Zero、黒のライダースーツ [道具] なし(圭一に持たせています) [思考・状況] 基本行動方針:主催を滅ぼし、元の世界に帰還する。必要があれば他の参加者も殺す。 0:圭一とその仲間を脱出させる。 1:12時までに劇場に向かう。 2:自分を楽しませ得る参加者を見定める。 3:ゾロ、佐山、クーガーに興味。 4:圭一が自分のクラスを知っていた事に関しては・・・? 5:宝具は見つけ次第我が物にする。 王の財宝、天地乖離す開闢の星、天の鎖があれば特に優先する。 [備考] ※不死の酒を残らず飲み干しましたが、完全な不死は得られませんでした。 具体的には、再生能力等が全て1/3程度。また、首か心臓部に致命傷を受ければ死にます。 ※会場が自然にループしていることを把握しました。 ※悪魔の実能力者がカナヅチという弱点を知っています。 ※本編での経験から、螺湮城教本を手に入れる気にはならなかったようです。 ※クーガーには強い印象を受けていますが、橘あすかのことは忘れました。 ※文中台詞の"山猫"とはクーガーのことです。 ※圭一の仲間が劇場に向かうということを聞きました。 ※銃火器にはもう対処できます。 時系列順で読む Back 神よ、この魂に哀れみを Next 忍び寄る悪意 投下順で読む Back この世のどんなことよりもやさしい力 Next 忍び寄る悪意 Back Next ジャイアントキリング(後編) バラライカ 忍び寄る悪意 エデンの蛇(後編) アーチャー(ギルガメッシュ) 護ること、殺すこと エデンの蛇(後編) 前原圭一 護ること、殺すこと
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もしも、本の創作に自由がなくなったら、 そんな世界だ。 用語 図書館 表現自由と本を守る目的で、かなりの本があろう。良化法の検閲により本屋からは、本がなくなるものの、図書館は、唯一、検閲を免れてる。それでも良化隊の検閲がないわけではなく、ヤツらが強制執行した場合、図書隊は、重装備し、銃撃戦を余儀なくされ防衛戦だ。 図書隊 良化法と衝突する図書法に基づいて動く民主主義部隊。常に良化隊の襲撃にさらされ、法律用語で退去させることもできるが、良化隊側が強制執行をなら図書隊も本を奪われまいと銃撃戦あなる。 図書法 良化法と衝突する法であるがよ、そもそも検閲があ、やり過ぎとなり、既に施行された良化法を廃止に中々できないことから、わざわざ衝突する法を作る必要があった。このため図書隊による図書館の検閲阻止が主たる任務とすあ。 なお、本屋であっても2級以上であればあ手帳提示で見計らい図書とし、検閲阻止が可能とな、 この場合、本屋に置いとくとあ、また検閲されるため本屋からの買取という扱いになっと。 図書館は、クソ派が建てやがった法な国に属す良化隊と違い独立採算制だ、このためか、見計らい図書を乱発されると、財政に困るという。2級は、図書隊長しか効力ない。 メディア良化法 良化とついてるが、これは、表現自由、本の創作自由を潰したがるヤローにとってでありあ、漫画らを楽しむものには、メディア悪化法である。 この法が施行されたのは、昭和が終わり、平成でなく、パラレル平化となった年に。 当然の事ながら、デモストが頻繁し、国は、都合悪いんだろう。なぜか鎮圧だあ。 法の内容は、本などの検閲と強制召集だが、憲法の表現自由とあ検閲禁止ある関係こらか。 戦時中な軍が出版社らら乗り込み流通するまでに検閲したもんだが。 この法は、既に流通してからの検閲であるため、良化隊が出版社ららに乗り込まず、 本屋らに乗り込み検閲・強制召集をやってる。よう、憲法の検閲禁止は、出版社時点であり、 本屋であれな禁止となってないためか、ギリギリ合憲とさる。もう憲法解釈だ! 麦秋会 表現自由を潰したがるよくわからないテロリストのこと。小田原にある図書館を焼いたのは、こいつらでアル。故にメディア良化法支持者の溜まり場だ。一言で言うならキチガイだ。 良化委員会 良化法に基づいて動くロボット人間ばかり集まる良化隊を束ねるだ。ロボットのようにマニュアル通りに検閲、本の取り上げは、は、まさにロボット、クソキチである。しかも警察以上の執行権があり、逮捕権と連行権も有する。取調方法も極めて残虐、もはや単なるテロリストだ。 結 最終的に麦秋会壊滅と良化法廃止と良化委員会解体という流れになります。
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きっちり作られてますな。ナイスラブコメ。最後のほうが若干不満がなくもないけど。 ラジオも面白かった。 状況 〇一『我ガ王子様ハ図書隊ニアリ』 状況 〇二『図書特殊部隊』 状況 〇三『小田原攻防戦』 状況 〇四『図書隊司令ヲ奪回セヨ』 状況 〇五『両親攪乱作戦』 状況 〇六『図書隊ハ発砲セズ』 状況 〇七『恋ノ情報探索』 状況 〇八『策動セシハ手塚慧』 状況 〇九『昇任試験、来タル』 状況 一〇『里帰リ、勃発』 状況 一一『死闘!茨城県展警備』 状況 一二『図書館ハ誰ガタメニ』 状況♥♥『恋ノ障害』
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編集する。 2021-12-08 18 25 24 (Wed) - 図書館戦争とは、有川浩のライトノベル。 リンク内部リンク 外部リンク 討論用 情報収集 編集者用ミニ編集参加(文の提供・嘘・誤字等) 出典、参考 リンク 内部リンク 図書館戦争 図書館戦争の登場人物 図書館戦争の用語・設定・場面・解説 外部リンク 「図書館戦争」公式サイト 図書館戦争 - Wikipedia 上へ 討論用 名前 コメント すべてのコメントを見る 編集する。 2021-12-08 18 25 24 (Wed) - 情報収集 トラックバック一覧 trackback テクノラティ検索結果 #technorati 口コミ一覧 #bf 関連ブログ一覧 #blogsearch リンク元 #ref_list 上へ 編集者用 ミニ編集参加(文の提供・嘘・誤字等) 出典、参考 上へ
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柴崎麻子〔しばさき あさこ〕 作品名:図書館戦争 作者名:スパロボあき 投稿日:2008年6月8日 画像情報:640×480px サイズ:74,067 byte ジャンル:[[]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2008年6月8日 スパロボあき 個別し 図書館戦争
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